第3に、近年米国は不景気で、米軍の新たな「アジア太平洋シフト」「アジア太平洋リバランス」戦略を実施するにも心はやれど力及ばずであり、自らの地域の軍事的覇権の維持と中国の発展牽制のために金と力を出してくれる、日本のようなお先棒が必要であるため、基本的に日本の求めには必ず応じ、いわゆる「離島奪還」演習に度々兵力を派遣している。米「エアフォース・タイムズ」は、今回の「キーン・ソード」演習にペンタゴンがF22ステルス戦闘機を派遣した目的は、「中国に見せつける」ためだと報じた。
日米両軍が中国を念頭に置いたこうした軍事演習を実施しても、日本に真の安全をもたらすことはできないし、中国軍の正常な発展を抑え込むこともできない。米側も自国だけの利益のために、日本が「平和憲法」を打破するのを放任し、日本が「離島奪還、離島上陸」など進攻的戦闘能力を発展、増強するのを支持してはならない。日本軍国主義が第2次大戦中にアジアと世界の人々にもたらした、今なおありありと目に浮かぶ甚大な災禍を忘れてはならない。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年11月21日