HSBCはこのほど、今年11月の中国の製造業購買担当者指数(PMI)が50.0ポイントに低下し、景気と不景気のボーダーラインとなる50ポイントちょうどになったことを明らかにした。同月のPMI速報値は前月の確定値に比べ0.4ポイント低下して今年の最低を更新し、経済が引き続き下ぶれ圧力に直面していることをうかがわせた。「京華時報」が伝えた。
HSBC大中華圏の屈宏斌チーフエコノミストは、「輸出の新規受注が継続的に落ち込んだことにより、輸出指数が5月以降で初めてボーダーラインを割り込んだ。今後数カ月間、不動産市場と輸出は引き続き不確定要因に直面し、経済成長も引き続き下ぶれ圧力に直面することみられる。財政政策と金融政策の一層の緩和が必要だ」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年11月21日