HSBCが23日に発表した9月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は50.5まで上昇、これまで渦巻いていた中国経済成長に対する外部の懸念を払拭(ふっしょく)する数値だった。中国新聞網が伝えた。
HSBCの最新データによると、9月の中国製造業PMIの速報値は50.5に上昇、市場予測値50を大幅に上回り、前月(8月)の改定値50.2も上回った。これで、製造業活動の拡大・縮小の境目となる50を4カ月連続して上回ったことになり、製造業活動が拡大傾向を続けていることが如実に示された。
中国ではこのところ、数多くの重要経済指標の低迷が続いている。国家統計局のデータによると、8月の工業増加値伸び率は、前年同期比2.1ポイント減と大幅に減速した。
英大証券チーフエコノミストの李大霄氏は、「このような状況下において、HSBCのデータが前月比やや反発したことで、中国経済成長に対する重苦しい懸念が払拭された」とコメントした。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年9月26日