写真は20日、「朱漆坊」の作業場で漆を塗る作業員。 |
彫漆(漆器の一種)は千年以上の歴史を有する中国の伝統的な民族芸術で、その技法は2006年に国家級無形文化遺産に登録されている。彫漆工芸品は天然の漆を原料とし、銅や木の器物の上に漆を数十層から数百層重ね塗りし、陰干しした後に漆の上に風景や人物、花や鳥などの図案を彫るのが一般的だ。デザインから完成まで通常十数の工程を踏み、5カ月~10カ月以上かかるものも多い。装飾が美しく、艶があり、しっかりとして変形しないのが特徴。河北省固安県南宋村の「朱漆坊」彫漆芸術アトリエで、彫漆工芸品の制作プロセスを記録した。新華網が伝えた。(編集YH)
「人民網日本語版」2015年1月22日