「1ベルト、1ロード(シルクロード経済ベルト、21世紀の海のシルクロード構想)」世界華文メディア経済フォーラムが24日と25日、海南省澄邁県で行われた。24カ国・地域から中国語メディア代表60人あまり、中国および東南アジア観光都市の代表、専門家・学者、関連部門の責任者ら200人あまりが出席し、「1ベルト、1ロード」沿線国家の観光協力推進について討論を行った。今フォーラムは中国新聞社と海南省委員会宣伝部が共催した。人民日報が伝えた。
中国国務院僑務弁公室副室長の何亜非氏はフォーラムの開幕式で、「中国が提唱する『1ベルト、1ロード』の建設構想はすでに、50余りの国家からの呼応、参加、協力を得ている」と紹介したほか、「沿線国家との協力のポイントを正しく見定め、発展計画の連携を加速し、インフラの相互接続に力を入れ、産業、観光、資源・エネルギー、金融協力を深め、海洋・生態協力などの分野で早期に成果を得られるよう取り組むべき。また、中国とASEAN、インドなど沿線国家・地域との自由貿易協定の交渉・アップグレードを積極的に推進し、できるだけ早くアジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)の交渉を始動するべき」と提言した。
中国共産党海南省委員会常務委員、宣伝部長の許俊氏は「海南省は開放と寛容の姿勢でもって、『1ベルト、1ロード』沿線国家との友好関係を発展させ、国際交流と協力に積極的に参加していく」と表明した。
中央政府在マカオ特別行政区連絡弁公室副室長の姚堅氏は「『1ベルト、1ロード』の観光協力は、多方面の積極性を発揮し、協力メカニズムを完備し、沿線の歴史文化遺産と観光協力を結合させる必要がある」と述べた。(編集SN)
「人民網日本語版」2015年1月25日