国際自然保護連合(IUCN)、中国国家林業局、住宅・都市農村建設部(省)はこのほど、「IUCN最優秀管理保護グリーンリスト(グリーンリストと略)中国自然保護区認定式」を共同で開催、国内6カ所の自然保護区が第一弾「IUCNグリーンリスト」に登録された。人民日報が伝えた。
2014年にスタートしたIUCNグリーンリストには、中国やオーストラリアなど試行国8カ国にある24カ所の自然保護区が登録されている。このうち中国で登録されているのは、陝西長青国家自然保護区、湖南東洞庭湖国家自然保護区、安徽黄山国家景勝地、吉林竜湾群国家森林公園、四川唐家河国家自然保護区、黒竜江五大連池国家景勝地の6カ所。
国家林業局の封加平・チーフエンジニアは、国内の自然保護区について、次の通り説明した。
現在までに、中国では、自然保護区2697カ所、森林公園2948カ所、湿地公園916カ所のほか、景勝地や植物園など各種タイプの自然保護区域体系が建設され、保護対象区域の総面積は、国土全体の18%を上回った。IUCNグリーンリストは、保護管理対象地区の現状を評価する最新のグローバル・スタンダードであり、中国では、6カ所の自然保護区がリストに登録されている。これは、中国政府の自然保護対策に向けた取り組みに対する評価であり、我々が自然生態保護を強化する上での模範となっている。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年2月2日