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外交部国境海洋事務局長「南中国海の安定は海のシルクロード建設にプラス」

人民網日本語版 2015年02月09日15:28

 中国外交部(外務省)の欧陽玉靖国境海洋事務局長は7日、海口で開催された「21世紀の海のシルクロード」建設国際学術シンポジウムでの基調講演「南中国海の平和と安定を維持し、『21世紀の海のシルクロード』を共同建設」で、「中国の打ち出した『21世紀の海のシルクロード』建設構想には歴史的淵源と現実的基礎があり、多元的、開放的な協力プロセスだ。中国は関係各国と相互尊重、多元包容の姿勢で、平等な協議や協力を通じて直面しうる様々な困難や問題を共同で解決し、各目標を一歩一歩推進し、実行に移す」と表明した。中国新聞網が伝えた。

 欧陽局長によると、2002年の「南中国海における関係国の行動宣言」(DOC)調印以来、中国はASEAN諸国とDOCの全面的かつ実効性ある実行について緊密な対話や意思疎通を継続してきた。2011年に中国は総額30億元の中国―ASEAN海上協力基金を創設して、双方の海上実務協力事業を支えることを発表。2013年までに中国―ASEAN海上協力基金に支えられる形で、計18件の協力事業が始動した。

 欧陽局長は「2013年以来、中国とASEAN諸国はDOCの全面的かつ実効性ある実行の下、『南中国海における行動規範』の策定について協議を行い、南中国海問題の処理における『ダブル・トラック思考』を明確にした。各国はすでに海事当局間の海上合同捜索救難ホットラインの設置、外務当局間の海上緊急事態対応高官ホットラインの設置などで合意した」と説明した。(編集NA)

 「人民網日本語版」2015年2月9日

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