国際オリンピック委員会(IOC)はこのほど、2020年東京五輪のバスケットボールと馬術、カヌー・スラロームの3会場の変更を承認した。コスト削減のため、今後さらに会場変更の可能性があるという。新華網が報じた。
大会組織委員会の武藤敏郎事務総長によると、上記3会場の変更と、体操や柔道、ゴルフ、バレーボール、テニスなど17会場は変更しないことを提案し、了承された。
バスケットボールは夢の島ユースプラザ(江東区)の新設を中止し、さいたまスーパーアリーナ(さいたま市)に移す。馬術は夢の島競技場(江東区)の仮設会場から1964年東京五輪で使われた馬事公苑(世田谷区)に変更し、カヌー・スラロームは葛西臨海公園(江戸川区)から隣接地に移す。
東京五輪調整委員のジョン・コーツ委員長は「コスト削減のため、今後さらに会場の変更を検討する」と明らかにしている。また、テコンドーやバトミントン、セーリング、自転車、フェンシングなど、約10会場の変更についても、6月の理事会までに決まる見通しという。
武藤事務総長の説明によると、3会場の変更で「全体として約1千億円の節約になる」という。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年3月2日