重慶市巫山県大寧河江東寺北岸で24日午後6時頃、長さ104メートル、幅23メートルにわたる大規模な地滑りが発生した。地滑りの速度が速かったため、大量の土がいっきになだれこみ、5~6メートルの波が発生、近くに停泊していた全長14メートルの巡視船一隻が沈没、7隻の小型漁船と5隻の自家用船が転覆した(13隻とも、全て無人)。川沿いで泳いでいた1人が行方不明、1人が重体、3人が重症、1人が軽傷、埠頭の11か所のケーブルが損壊し、80平方メートルの作業員用簡易宿泊所が崩壊した。人民網が伝えた。
現在、巫山県はすでに地滑りの影響があるエリアの56世帯196人を緊急避難させ、全力で行方不明者の捜査と負傷者の救護にあたっている。市の国土住宅管理局、交通委員会、水務局、海事局など各部門、市委員会、市政府の主要幹部と担当幹部との指示に基づき、夜を徹して専門家グループを現地に派遣し、緊急会議、捜索救助、災害救援、および被害者へのケアなどを指示した。現在、重慶市地質鉱産探査開発局107地質隊は緊急の専門的モニタリングを実施し、6月24日午後1時30分より開始し、すでに4回のデータを取得し、水平移動距離で最大13センチメートル、垂直移動距離で最大39センチメートルを観測した。(編集JK)
「人民網日本語版」2015年6月25日