中国国家統計局は18日、国内大・中都市70都市における5月の住宅販売価格変動状況を発表した。統計データによると、分譲住宅価格について見ると、70都市のうち43都市が低下、20都市が上昇、7都市が横ばいだった。前月比の価格変動で、上昇幅が最大だったのは深セン(6.7%)、最小は唐山(0.6%)。経済日報が伝えた。
5月の不動産市場では、次の特徴がかなり顕著に見られた。
1 都市による分化がいっそう激しくなった。
2 一線都市における住宅価格の上昇幅は、比較的大きかった。
3 二線都市の住宅価格は、比較的安定していた。
4 ほとんどの三線都市では、引き続き住宅価格が低下した。
一線都市における5月の住宅価格上昇幅は、前月に比べかなり大きく、前月比上昇幅は、北京1.4%、上海2.6%、広州1.5%。また、天津、石家荘、太原、南京、杭州、寧波、合肥、厦門(アモイ)、南昌、済南、成都、無錫、九江各都市の分譲住宅価格は軒並み、前月比やや上昇した。
中古住宅についてみると、70都市のうち、28都市の住宅価格が前月より低下、37都市が上昇、5都市が横ばいだった。前月からの価格変動について、上昇幅が最大だった都市は深セン(6.3%)、最小は安慶(0.9%)。