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監督管理の隙を反映している「ゾンビ肉」

人民網日本語版 2015年06月25日13:35

「すみません、1982年生産の鳥の足料理をお願いします」-これは決して笑い話ではない。このほど摘発された密輸冷凍肉には、読者の年齢よりも上かもしれない「ゾンビ肉」が見つかったのだ。人民日報が伝えた。

税関総署は今年6月、国内14省を対象とした冷凍品密輸一斉取締りを展開した。その結果、21の冷凍品密輸グループを摘発、商品価格は30億元(約600億円)を上回り、その内容は、冷凍手羽先、冷凍牛肉、冷凍牛肉豚肉加工品など10トン以上に及び、この巨大産業チェーンの氷山の一角を砕いた。

密輸には暴利がつきものだ。感染症発生地域から持ち込まれた病気の動物の肉であれ、使用期限がとっくの昔に切れた「ゾンビ肉」であれ、荒稼ぎできることが、不法者が密輸に手を染める大きなモチベーションとなっている。「このような入念な小細工は、まるでベールで覆うように、我々と食べ物の出所との間を遮ってしまう。彼らは、我々が口にするさまざまな食べ物の真相を知ることを望まない。本当の事が分かれば、そのような食べ物を口に運ぶ人は誰一人としていなくなる」-ドキュメンタリー映画「食品公司」に登場するこのセリフは、現実を反映している。多くの人が好んで食べる「四川風漬け込み鳥の足」は、密輸冷凍肉の「重大被災地」だ。数十歳という高齢の鳥の足が、過酸化水素などの漂白液に浸した後、まるまると太った、白く柔らかい肉に変身するのを見れば、実に気持ち悪いものだ。

消費者が、肉類食品が使用期限切れかどうかを見た目だけで判断することは、専門的な知識を持っていないとかなり難しい。また、有害な化学品が添加されているかどうかも判断できない。人にとって、食べること、食品の安全を確保することは、なによりも大切だ。本質的な点から見ると、政府当局が提供する最も重要な公共財は、社会の一般大衆にとって最も大切な公共安全であるはずだ。


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