米国の医師、飲む日焼け止めグッズを開発

誰もが日焼け防止の重要性を認識しているが、日焼け止めクリームのぬるぬるした感触を嫌う人も多い。しかしある企業はこのほど、飲む日焼け止めグッズを発表した。中国新聞網が伝えた。

この飲む日焼け止め「UVO」は、米国の皮膚科医のBobby Awadalla氏（34）が開発したもので、1本飲むだけで日焼けを3−5時間防止できるという。UVOには従来の日焼け止めクリームの成分が含まれず、さまざまな抗酸化剤、ビタミン、植物栄養素などが添加されており、SPF（紫外線防御指数）が30に達している。

同氏が実施した3ヶ月の臨床実験において、15人の被験者はまず紫外線A波（UVA）と紫外線B波（UVB）の照射を受けた。被験者は次にUVOを飲み、1時間後に同じ照射を受けた。その結果、1回目の照射の日焼けの程度は、2回目を40％上回った。

アメリカ皮膚科学会は、UVOの日焼け止めの効果に科学的根拠はないとした。Bobby氏は、「単独でUVOを飲んだ場合の日焼け止めの効果は理想的ではない。長袖、帽子、塗るタイプの製品を同時に使用すれば、さらに高い効果が得られる」と話した。（編集YF）

「人民網日本語版」2015年9月28日