中秋節(今年は9月27日)は中国の三大節句(他は春節、端午節)の一つで、その日月がもっとも明るく、もっとも丸く、月の光がもっとも美しい中秋の月を家族団らんの象徴とみなして祝う。
中秋節は、故郷への思いを伝える日でもある。今年の中秋節は日曜と重なったため、中秋の日には一日長く休めるという期待は裏切られることとなった。ネット上ではこれに対する不満が多く、「休暇の日取りが科学的でない」との批判も出ている。>>
中秋節の日取りでもう一つ残念なのは、「国慶節」(建国記念日、10月1日)の長期休暇に近すぎることだ。異郷で仕事をしている人は、休みが短く、距離が遠く、二つの休暇が近すぎることなどから、中秋節に実家に帰るのを諦める人が多い。この日に帰郷できない人々は、望郷の念を様々な方法でいやすが、一番の方法と考えられているのが、故郷の料理を食べることだ。