天津港危険物保管倉庫爆発事故に関する第14回記者会見において、23日午後3時の時点で、この事故による犠牲者は123人に達し、すでに全員の身元が確認されたことが明らかになった。また、行方不明者は50人。天津港事故救難救援総指揮部は23日夜、101人の名前が記された犠牲者名簿第一弾を発表した。残る犠牲者の詳細情報は引き続き精査中という。人民日報が報じた。
国家衛生計画出産委員会事故医療救治専門家チームのリーダーを務める席修明氏は、「今回の爆発事故による負傷者の被害状況には、大きく分けて2つの特徴が見られた。まず、爆発の衝撃波がかなり大きく、脳の損傷が酷かった。次に、火傷を負った負傷者の多くは骨折もしていた。現時点で、624人が入院治療中で、うち12人が重篤、32人が重傷。累計169人がすでに退院した」と述べた。
8月22日0時から24時の間に、事故現場の警戒エリアの外では、新たな種類の汚染物質は検出されておらず、各種汚染物質の濃度は基準値以下を保っている。事故周辺地域の大気の質は、二級(良好レベル)に達している。水質については、基準値をオーバーした汚水が検出された6カ所の観測ポイントは、いずれも警戒エリア内にある。現在、基準値を超えたシアン化物質が含まれる廃水は全て、事故現場内で密封処理されており、未処理の廃水が外部に流出することはあり得ない。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年8月24日