10年前のインド洋の津波がシェカールさんのもとに食いしん坊の2羽のインコを運んできた。最初2羽だったインコが日を追うごとに10羽、50羽、1000羽となり現在は4000羽近くになろうとしている。無数のインコがシェカールさん宅の屋上に降り立つ時、ここを最も美しい風景に一変させる。
しかし、この美しさを留めるのは容易なことではなく、62歳のシェカールさんは毎日午前4時半になると小鳥たちのエサを用意しなければならない。小さなインコたちは1日2回エサを食べるが、60キロに及ぶエサは1日で食べきってしまうため、シェカールさんの収入の40%は小鳥のエサ代に消えてしまう。10年もの長い間、小鳥たちとシェカールさんは「あなたが捨てたり離れたりしなければ、私はあなたと運命を共にする」というような甘い関係を築いている。(編集JK)
「人民網日本語版」2015年11月2日