人が次々に訪れる米国シアトルのパーカー公共市場の地下に「チューインガムの壁」と呼ばれる風変わりな観光地がある。20年前から約100万個のチューインガムをくっつけられたこの壁は最近ついに清掃されることが市場の管理委員会で決まった。
1990年代初め、劇場に入るため列を作って待っていた一部の観衆がチューインガムのカスをレンガの壁にくっつけ、最初はその都度清掃していたが、その後、膨大な数になったため、諦めるほかなかったそうだ。
パーカー公共市場管理機関関係者は「20年前から、全長16.5メートルの『チューインガムの壁』はおよそ100万個のガムのかすをくっつけられた。レンガ1個あたり平均150個のカスがくっついている計算になる。チューインガムには糖分が含まれているので、ここまで蓄積すると全面的な清掃を行なわなければいけない時期にきている」と話す。
「チューインガムの壁」は10日からスチームクリーナーで清掃する予定で、全てを終了するには数日を要する見込みだ。管理機関は「清掃活動が終了してからまたチューインガムのカスをくっつけにくる観光客を歓迎する」としている。(編集JK)
「人民網日本語版」2015年11月12日