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人民元のSDRバスケット入りは世界に恩恵もたらす (2)

人民網日本語版 2015年12月02日13:37

人民元のバスケット入りは世界各国の政府と投資家に多様な資産配分の選択肢を提供し、人民元が多国間での使用、国際投融資、国境を越えた資産配分、国際通貨システムなどの面で飛躍を遂げるのを支援することになる。バスケット入り後、中国とアジアの貿易パートナーとの間で調印された通貨交換(スワップ)協定における人民元資産は公的な準備資産とみなされるようになり、人民元のアジア地域での使用率が上昇を続けることが予想され、このことはアジアや世界の金融システムにとって重大な意義があり、アジアのエコノミーへの波及効果の拡大は確実だ。人民元のバスケット入りの影響で最もわかりやすいものは、世界の中央銀行と個人投資家が人民元資産の配分を増やすようになることだ。現在、各国の中央銀行の外貨準備の配分のうち、SDR構成通貨が占める割合は82.6%に上り、それ以外の通貨の割合は6.7%にとどまる。人民元のバスケット入り後、IMF加盟188カ国が人民元を準備資産に組み込むようになることは当然の流れで、今後の発展の余地は非常に大きいといえる。

人民元のバスケット入りは国際準備資産であるSDRの代表性と吸引力を強化し、現行の国際通貨システムを改善し、これまでの少数の通貨に対する過度の依存を軽減し、国際社会の危機対応能力を強化し、国際通貨金融システムの安定力を維持し、グローバル金融・経済のガバナンス体制がより公正で合理的になるよう推進する上でプラスになる。SDRには主権を越えた準備通貨という特徴と潜在力が備わる。SDRの使用範囲が今後さらに広がれば、各国の準備通貨ニーズを真の意味で満たすようになる。人民元のバスケット入りは、SDRが主権を越えた通貨へと歩みを進め、国際金融システムでより大きな役割を発揮する上でプラスになる。(編集KS)

「人民網日本語版」2015年12月2日


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