香港紙「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」のサイトが26日に伝えたところによると、シンガポール初のオンラインデリバリープラットフォームがこのほど、「世界で最もかっこいい仕事」の人材募集広告を出したという。募集人数は2人、報酬は1万ドル(約122万円)、仕事の内容は日本に行って1カ月間、食料品を調達することで、すべての経費は会社持ちだという。参考消息網が伝えた。
同サイトによると、人材を募集しているのはシンガポールと香港でオンデマンドデリバリーサービスを手がけるオンラインデリバリープラットフォームのhonestbee社で、今年の7月と10月に募集広告を出した。採用されれば日本に1カ月間滞在し、顧客の指示によって必要な物品を買いそろえ、手元まで届けるのがその仕事だ。同社によると、採用された人来年1月のほとんどを北海道北部のスキー場で有名なニセコで過ごすことになるという。
同社の共同創始者であるジョエル・スン行政総裁は、「応募者に求められるのはソーシャルメディアを使いこなし、人のために一肌脱ぐことを喜びとし、その場の流れで機敏に動けることだ。この仕事は一生の経験になるだろう。待遇は抜群で、世界でも有名ないろいろな温泉に入れるし、ニセコでスキーやスノーボードを心ゆくまで楽しむこともできる」と話す。
伝えられたところによると、応募資格は21歳以上で、12月18日までにインスタグラムのアカウント「@honestbeejp」に「#WorldsCoolestJob」のハッシュタグを付けた15秒の動画をアップし、自分がこの仕事にふさわしい人材であることをアピールすればよい。
同社の審査チームが動画の「いいね!」の数の上位10人を面接し、12月28日に合格者を発表するという。