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中国初の極地専用固定翼機、南極の中山基地に到着

人民網日本語版 2015年12月02日13:15

国家海洋局が30日に発表した情報によると、中国初の極地専用固定翼機「雪鷹601」が30日、南極・中山基地付近の氷床空港に到着し、中国初の固定翼機による南極の任務を開始した。科技日報が伝えた。

関係者によると、今後は中山基地を拠点とし、南極の気候環境下における飛行性能、搭載された科学観測設備の試験を実施する。同機の初飛行の重要任務には、中山基地から泰山基地、崑崙基地、オーストラリアのキャシー基地までの飛行性能試験、アイスレーダー、重力計、磁力計などの設備の性能試験、泰山基地の所在地であるプリンセス・エリザベス・ランドでの航空科学観測などが含まれる。

同機は南極観測(特に内陸部の観測)で、高速輸送、緊急救助などの重要な支援を行うことができる。またさまざまな科学観測設備を搭載できる、効果的な科学研究プラットフォームでもある。南極で多機能固定翼機を持つのは、世界でも米国、ドイツ、英国のみだ。(編集YF)

「人民網日本語版」2015年12月2日

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