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スケジュール帳が年末出版市場で売れ行き好調 (2)

「故宮カレンダー」は一日で5万冊の売上げ

人民網日本語版 2015年12月07日08:39

美しさと文化的価値のコラボ

伝統的なカレンダーに比べて、スケジュール帳はその美しさを重視しており、いわゆる暦としての役割を主とするカレンダーではなく、また内容を重視する書籍とも異なる。「故宮カレンダー」を例にとってみると、日付は漢魏の拓本の書体を集字して採用し、重要文化財の写真と精緻な装丁でその美しさを楽しむことができる。「故宮カレンダー」の文物や古代芸術の紹介にしても、「紅楼夢カレンダー」の詩句にしても、いずれも伝統文化の普及に役立っている。

個性が発展のキーポイント

「故宮カレンダー」の成功の裏には故宮がここ数年、力を注いで立ち上げている自身の文化的アイデア商品のブランド効果があり、また「紅楼夢カレンダー」には「紅楼夢」という相当数のファンをもつ文化的ブランドがある。出版社にとって、どのように広く市場に展開するかは、スケジュール帳が持つブランド性を研究する必要がある。上海古籍出版社市場部マーケティング補佐の王曦さんは「出版社のターゲットは一日中図書館に通い詰めているような人々だけでなく、一日中微博(ウェイボー)で遊んでいるような人々にもこのような文化的商品を展開していきたい。スケジュール帳のような文化的な派生商品は、出版社にとって大衆向け市場での有益な試みと言える」と語った。(編集TG)

「人民網日本語版」2015年12月7日


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