ご飯を作り、洗濯し、美容の手入れをし、車のメンテナンスをし、家のことを取り仕切るなど、生活の各方面が「インターネットプラス」によって変わりつつある。今年はO2O(オンラインツーオフライン)が各分野で大きな飛躍を遂げ、北京の消費者はそのことをとりわけ肌身に感じている。億欧網研究院がこのほど発表した2015年の「中国O2O都市実力番付」では、各方面の支持を集めた北京が1位になった。「北京日報」が伝えた。
この報告は同研究院が、メディア環境、資本環境、政策環境、モデル効果、混み合い効果、発展の潜在力、億欧指標の7つの指標に基づいて各都市の実力を総合的に評価判定したもの。北京は複数の指標でトップに立ち、メディア環境や資本環境など5指標の点数が他都市を大きく引き離した。資本環境をみると、IDG資本、紅杉資本中国基金、創新工場をはじめ、主流といえる投資機関のほぼすべてが北京に本部や支部を設立している。
また巨大な経済基数と相当な経済成長ペースにより、北京のO2O産業は全体として高い発展の潜在力を有する。15年第1-3四半期(1-9月)の北京の国内総生産(GDP)は1兆6千億元(約30兆6656億円)に上り、前年同期比6.7%増加した。大きな基数の上にさらにこれほどの成長ペースを達成するのは容易なことではなく、O2O産業発展の基礎を固めたといえる。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年12月4日