李克強総理は14日、国務院常務会議を招集し、民生と安定成長に資するように、医薬産業のイノベーションと高度化を推進する方針をまとめた。伝統医学の長所によって人々に幸福をもたらすよう、中国医薬の発展を一層促進するための措置を決定した。貿易のモデル転換を推し進め、サービス業の競争力を高めるため、サービス貿易革新的発展試行を展開することを決定した。人民日報が伝えた。
会議は、2年かけて天津、上海、海南、深セン、杭州、武漢、広州、成都、蘇州、威海の10省・市および哈爾濱(ハルビン)、江北、両江、貴安、西咸の5つの国家級新区でサービス貿易革新的発展試行を展開することを決定した。サービス貿易管理体制、発展モデル、円滑化など8方面の制度整備を模索し、サービス業の参入開放を秩序良く拡大する。
このため政策的支援を強化する。
(1)試行地区で技術先進型サービス企業への税制面の優遇政策を拡大する。対象企業の範囲をサービスアウトソーシングからハイテク、高付加価値の他のサービス業にまで拡大し、法人税を15%に優遇する。
(2)サービス貿易革新的発展誘導基金を設立し、試行地区の中小サービス企業を融資面で支援する。
(3)サプライチェーン融資などの業務を革新するよう金融機関を後押しする。試行地区ですでに認定された技術先進型サービス企業に対してサービスアウトソーシング保税管理・監督を全面的に実施する。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年2月15日