2016年3月2日  
 

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中国が宇宙実験室を建設へ 女性宇宙飛行士は検討しない方針 (2)

人民網日本語版 2016年03月02日08:17

天宮2号と天宮1号の違いは

中国有人宇宙飛行弁公室室長の王兆耀氏の紹介によると、天宮1号は目標機であり、主としてランデブー・ドッキングミッションを担う。一方天宮2号は宇宙実験室で、天宮1号をベースに推進剤の軌道での補給任務なども果たす。また、天宮2号では宇宙空間での補修実験なども実施され、未来の宇宙ステーションに関連の経験を提供する。

天宮2号は1号と同じく約8トンの重量を有するプラットフォームであるが、荷重には大きな変化が生じ、応用面でも多くの異なる機能を有する。具体的な機能としては、地球科学研究、生命科学研究、基礎物理実験などの新たな実験を含む5種類だ。

打ち上げに文昌を選んだ理由とは

貨物宇宙船「天舟1号」の打ち上げに海南文昌発射場を選んだのは何のためか。これについて中国月面探査事業総設計者の呉偉仁氏は、3つの理由を挙げている。まず、文昌発射場は北緯19度に位置し、赤道に近く、必要なロケット燃料が少なくて済み、ロケット発射の推進力を増大させるのに有利で、衛星の寿命も相対的に長くなるということ。次に、発射場は海に面しており、ロケットの打ち上げに必要な空間が確保され、切り離されたブースタロケットの残骸落下の安全性も確保されるということ。そして、海上輸送によって大型ロケットの輸送問題を解決できるメリットがある。(編集IM)

「人民網日本語版」2016年3月2日


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