海外ハイレベル人材の永住許可取得の簡素化試行　北京中関村

北京での海外ハイレベル人材を対象とした査証申請・出入国・滞在居留・永住許可取得の手続きがいっそう簡便化されることとなった。市公安局はこのほど、公安部が打ち出した新出入国関連政策・措置20項目が3月1日より施行されることを明らかにした。これらの政策・措置は、北京において、「革新発展を進めている海外ハイレベル人材」「帰国・起業する外国籍中国人」「起業チームに所属する外国人メンバー」「外国籍青年・学生」という4種類の海外人材の切迫した需要に対応するものであり、永住許可証取得という彼らの目的が、より簡便に実現することになる。人民日報海外版が報じた。

公安部出入国管理局の担当者は、「新政策の実施は、北京の革新・発展に向け、よりスピーディな出入国手続を提供し、より優れた海外人材のために居住環境を整え、より効率性の高い出入国業務を展開することを主な目的としている。今回発表された20項目に及ぶ出入国政策・措置は、中関村の建設に関するサービスと密に関わるものであり、北京に全国科創センターを建設するという普遍的なニーズに配慮したものでもある」と述べた。

政策・措置20項目のうち10項目は、中関村革新発展の位置づけ・特徴・実際ニーズにもとづきカスタマイズされた一連の措置であり、中関村国家自主革新モデル地区で先行試行が実施される。

具体的内容は以下の通り。