中国の孔鉉佑外交部長助理(外務次官補)は2月29日、日本の杉山晋輔外務審議官と東京で両国外交当局間の定期対話を行い、中日関係などの問題について意見交換した。新華網が伝えた。
孔部長助理は「現在中日関係は全体として安定化へ向かっていると同時に、依然として非常に複雑で敏感だ。双方は中日間の4つの基本文書と4つの原則的共通認識の精神にしっかりと基づき、重大・敏感な問題をうまく処理し、これを基礎に各分野の交流・協力を推し進め、両国関係の改善基調を一層揺るぎないものにするべきだ。日本側が双方間の相互信頼構築と両国関係改善にプラスの事を行い、対中関係において明確で一致した前向きなメッセージを発し続けることを希望する」と述べた。
杉山審議官は「中国の平和的発展は日本の利益に合致し、国際社会にとって非常に重要だ。日本側は日中の戦略的互恵関係に基づき、対話・交流を強化し、共通利益を拡大し、両国関係の改善と発展を引き続き推し進めたい」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年3月1日