IT関連誌「互聯網周刊(チャイナ・インターネット・ウィーク)」はこのほど、SNSでの評判、ネット上での創作力や影響力指数などに基づき、「網紅(ネット有名人)総合ランキング」を発表した。トップに立ったのは王思聡で、papi醤が第2位に続いた。「奶茶妹妹(ミルクティー少女)」こと章沢天が第10位に入った。ランキングには、広告業界人、ネタ作り名人、映画評論家、広告スタッフ、美少女モデル、ミス・キャンパスなどが結集、彼らには例外なく、微博(ウェイボー)や微信(Wechat)に数多くのフォロワーがいる。羊城晩報が伝えた。
上海の雑誌「咬文嚼字」編集部が昨年末に「2015年度流行語トップ10」を発表、「網紅」という言葉が第9位にランクインした。これによって、「網紅とはネット有名人を指し、ネットユーザーから支持されたネット有名人である」ことが権威筋からも認められた。
「網紅」は、多くの理性的な人々から「うるさく騒ぎ立てるあぶくのような存在」と見なされ、学界からは「愉しみながら死んでいく」のシンボルと位置づけられている。「網紅」のはしりと言われる「芙蓉姐姐」や「鳳姐」は主に、文章・写真・取材などを通じて身分を明かしてきた。ところが、「網紅」文化は、数年前から「セルフメディア」と「動画化」の時代に入った。たとえば、今回のランキングでトップ5に入った人々は、王思総を除けば、papi醤と艾克里里はいずれも、自作番組を通じて大ブレイクした。また、天才小熊猫と回憶専用子馬甲は、主に微博などセルフメディアを通じて多くのフォロワーを獲得した。