日常生活で使用頻度がとりわけ高い1元札だが、流通コストを抑えるために、だんだんと1元硬貨に取って代わられる。今年、山東省内の5つの実験都市で、「1元札の硬貨化プロジェクト」が続々とスタート、1元札が流通市場からだんだんと姿を消すことになった。北京晨報が伝えた。
中国人民銀行済南支店は今年1月に通知を発表した。これによると、1角札と5角札の硬貨化に引き続き、1月1日より、青島・棗荘・済寧・臨沂・日照の山東省内5都市において、「1元札の硬貨化プロジェクト」のテスト事業がスタートした。商業銀行は、1元札の供給を停止し、1元硬貨に切り替える。同プロジェクトは現在、これらの実験都市で続々と始まっている
実験都市では、流通している1元札がなくなり次第、破損した紙幣を焼却し、市場からだんだんとなくしていく。
先進国では、小額貨幣はすべて硬貨で流通している。一方、中国では長い間、硬貨と紙幣が同時に流通する混合方式が採られてきた。