2016年は中国西蔵(チベット)自治区において「政教一致」の封建的農奴制度を廃止してから57年目にあたり、8回目の西蔵100万人農奴解放の記念日でもある。この大切な日を記念すべく、中央ニュース記録映画製作所(集団)は2話からなるハイビジョンドキュメンタリー「廃奴」を制作し、25、26日に中央テレビ(CCTV)国際チャンネルで放映した。新華社が伝えた。
「廃奴」は「西蔵100万人農奴解放」という20世紀における人類史上の偉大な出来事に焦点を当て、西蔵社会における農奴制度の由来、暗黒であり残酷な農奴制度を語り、西蔵廃奴運動が西蔵とチベット族および世界人権事業の発展において果たした重要な役割、新しい西蔵の発展と進歩の構築を語っている。
歴史的意義のあるドキュメンタリー作品をよくするために、1959年、中国西蔵自治区の廃奴における映像資料を参考に、廃奴の生き証人、それを見届けた証人、国内外の学者などへの取材による真実の歴史に基づくさまざまな角度からの証言、また封建農奴制廃止の必要性を検証することで、人間性の開放と人権の尊重において重要な意義を与えた廃奴について考察している。(編集JK)
「人民網日本語版」2016年3月29日