上海の金融産業が急速な発展を遂げ、今では経済成長を牽引する重要なパワーになっている。金融市場システムを中核とする国内金融センターの地位を固め、世界的な人民元商品の革新・取引・価格設定・決済センターを基本的に形成した。28日に行われた第12次五カ年計画期間の上海国際金融センター建設回顧展で明らかにされた。人民日報が伝えた。
データをみると、同期間には、上海金融産業が経済成長を牽引する重要なパワーになった。2015年の上海金融産業の生産額は4052億2千万元(1元は約17.4円)に上り、前年比22.9%増加し、上海市の国内総生産(GDP)の16.2%を占め、この割合は10年比で約4.8ポイント上昇した。15年の上海金融市場では株式や債権などによる直接融資額が9兆2千億元に上り、10年比で3.9倍に増えた。
同期間には、上海国際金融センターの建設が国の経済社会発展へのサービスや金融の改革開放の過程で重要な進展を遂げた。15年の上海金融市場の取引額は1462兆7千億元に上り、10年の3.5倍に増えた。上海の株式市場、債権市場、先物取引市場、金市場などの主要金融市場の世界ランキングが大幅に上昇し、多くの品種で取引量が世界トップクラスに躍り出た。
新型金融機関が急速に発展し、小規模ローン会社や信用保証会社、株式投資会社、ベンチャー企業の数が増加を続け、インターネット金融などの新興業態がますます豊富になっている。15年末現在、営業許可証を取得した市内の金融機関は1478機関に上り、10年末比429機関増加した。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年3月29日