悠久の歴史をもつ新疆維吾爾(ウイグル)自治区の主食・ナン。第3回シルクロード国際食品展覧交易会と第6回シルクロード国際飲食博覧会では80種類以上のバラエティに富んだナンが登場し、来場者たちはその種類の多さに目をみはっていた。洗面器ほどの大きさのヘメック・ナン、小皿ほどのトカッチ・ナン、ヤグ・ナン、クルミ・ナンなど様々なナンから発せられる小麦と火の香ばしい香りが辺りに漂っていた。
5月28日、会場から1300キロ以上離れている新疆于田県からウルムチの当イベントに参加しにやってきたウイグル族の若者を取材した。彼は家族で経営している会社で作っている栄養ナンを出品していた。これらのナンは全て薪を使った釜で焼いた天然のナンで、粉選びから焼き方、栄養配分まで、全て現代人の食生活のニーズに合わせて、栄養を重視しているという。
彼は「現在、人々のニーズは多様化しているので、ナンの種類も消費者のニーズに合わせる必要がある」と語った。(編集TG)
「人民網日本語版」2016年5月31日