2016年5月30日  
 

中日対訳健康知恵袋 企画集 北京のお気に入り

Apple新浪ツイッターFBLINE微信RSS
人民網日本語版>>社会・生活

「勝ち組か負け組か」はスタートで決まる?

調査:「幼児期から英語を学ぶ子供が周囲に多い」79.1%

人民網日本語版 2016年05月30日13:55

漫画:趙国品

中国青年報社会調査センターと問巻網が合同で実施したアンケート調査によると、調査対象者2003人のうち、「就学前から英語を学び始める子供が周囲に多い」と答えた人は79.1%に上った。また、回答者の72.7%は、「多くの親が子供に幼少時から英語を勉強させる根底には、『勝ち組になるためにはスタートが肝心』という考え方がある」と答えた。幼児に英語を学習させることの是非については、「賛成」と「反対」がほぼ半数ずつを占めた。

○「英語学習は明らかに低年齢化している」58.3%

調査によると、回答者の58.3%は、「幼児英語学習のスタート時期は、ますます低年齢化している」との認識を示した。「低年齢化の傾向はあまり感じられない」とした人は35.8%、「低年齢化していない」と答えた人はわずか2.9%だった。

周囲が実践している就学前英語学習について回答者が観察したところ、その費用は、「年間1万元以下(1元は約16.9円)」が39.2%と最多、「10001元から2万元(38.5%)」「2万元から3万元(18.8%)」「30001元から5万元(2.4%)」「5万元以上(1%)」が続いた。

西南大学教育学部の石隆偉・准教授は、「中国では、『子供をスタートラインから負けさせてはならない』と考える親がますます増えている。このため、時流に取り残されまいと躍起になり、さまざまな幼児クラスに子供を通わせる。それにより就学前教育市場は急速に拡大しているが、これは全くもって無意味な支出だ」との見方を示した。


【1】【2】

関連記事

コメント

最新コメント