入学したばかりの時に身に着けたクールな軍服、年越しのキャンプファイアーに喜ぶ様子、自習室で夜通し復習に励む後ろ姿。卒業シーズンを目前に控えたこの時期、南京航空航天大学の学生が卒業を控えた先輩たちのために全国初の「卒業博物館」を企画実行し、先輩たちへの卒業プレゼントとした。
5月28日、「卒業博物館」を取材に訪れると、卒業生の携帯電話で撮影された忘れがたい瞬間の写真2016枚や様々な思い出がつまった卒業の品が展示されており、写真1枚1枚、思い出の品1つ1つがそれぞれの美しい思い出の証として、また卒業生たちの青春の記録として保管されていた。
イベントの発起人である馬翠敏さんは同大学3年の学生で、携帯電話は通信手段やゲーム機としてだけでなく、美しい思い出を保存できる重要なキャリアでもあると考え、このような特殊な方法で青春を体現させようと考えたという。
今回のイベントはインターネットを中心に作品の収集を行ったが、多くの卒業生から積極的に支持されたばかりでなく、同大学の学生の他に中国全土各地の大学の卒業生からも写真や物品が投稿された。
馬さんは今回の「卒業博物館」はたった数日の展示期間だったが、将来的にはもっと多くの展示品ともっと規模の大きい「卒業博物館」を企画したいと語った。(編集TG)
「人民網日本語版」2016年5月30日