▽「受験後」を狙うビジネスも沸騰
受験票や受験の成績表を提示してコンタクトレンズを買うと1つサービス、ノートパソコンは2割引、携帯電話は1千元につき100元割引……企業各社は「受験後」を狙った広告を次々打ちだしている。受験票を見せると割引になる、直接割引になるなど、さまざまなサービスがある。自動車学校も流れに乗って学休期間の教習クラスをうち出し、受験生がよりスムースに教習を受けられるようにしている。外食産業も「先生への感謝の宴」や「合格お祝いの宴」といった受験後の宴会コースをアピールし、価格は数百元から数千元までいろいろだ。
専門家は、「受験経済が過熱する背景には、金を払うことで安心を買おうとする多くの親たちの心情がある。だがそれが自分の子どもにふさわしいかどうか、見極めや理性的な分析が欠けている。大勢の受験生の親たちは、企業がうち出す『受験用ルーム』や『栄養補給の食事』や『保健用品』などを慎重に選択すべきであり、企業の宣伝を軽々しく信じてはならない。ブームに乗っかって無計画に消費するのもだめだ。受験生の実際の状況を踏まえてよく考え、それぞれの力に見合ったことをするべきだ」とアドバイスする。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年6月8日