李克強総理は14日午後、北京の人民大会堂でオーストラリアのターンブル首相と第4回中豪首相年次会談を行った。新華社が伝えた。
李総理は「中国側は中豪関係の将来性への自信に満ちている。相互尊重、平等互恵の原則を順守し、共通認識をしっかりと実行に移し、戦略面の相互信頼を強化し、発展戦略を連結し、協力分野を拡大し、溝を適切に処理して、中豪の包括的・戦略的パートナーシップの持続的で平穏な発展を促し、世界に積極的なメッセージを発したい」と述べた。
また「オーストラリア側と共に相互補完を一層発揮し、インフラ整備や装備製造分野で生産能力協力を展開し、互恵・ウィンウィンをより良く実現したい。新エネルギー、新型の都市化、環境保護、越境電子商取引など新興分野で実務協力の拡大に力を入れ、留学、観光、地方友好交流を強化し、司法、法執行、防衛協力を深化するとともに、世界や地域の多国間枠組で緊密な意思疎通と調整を保ち、地域と世界の平和・安定、共同発展を促進したい」と表明した。
両首相は関心を共有する国際・地域問題についても踏み込んで意見交換した。
会談前、李総理は人民大会堂東門前広場でターンブル首相の歓迎式典を催した。会談後、両首相は科学技術革新、観光、工業団地、鉱産物など各分野の協力文書の調印に立ち会った。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年4月15日