解決が急がれる問題も
しかし、多くの外国人客が日本に押し寄せることで、受け入れ能力の限界や都会から離れた地域のアクセスやネットワークが整備されていないなどの、日本の観光業界の課題を浮き彫りにする形になっており、改善が急務となっている。
このほかにも、日本を訪れる中国人観光客が増加するにつれ、ガイドや免税店などが共謀して、高い健康食品などを買うよう「騙し」、お金をたくさん使わされたとの声を上げる中国人も増えている。しかも日本の関連当局はこれらのクレームに手をほどこすことなく、日本人から寄せられるクレームへの対応とは大きく異なっている。
在日中国大使館領事部は、日本の関連当局と度重なる協議を行っているものの、その回答はいつも「致し方ない」というものであり、各機関の責任転嫁も深刻だ。日本政府がルールに反する免税店の行為などを容認し、適切な処置を講じないのであれば、最終的に日本のイメージダウンとなり、利益を損ねることになるだろう。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年6月14日