旬の魚を食べる
日本人が魚を食べる際にはその季節を重んじ、旬の新鮮な食材を食べることが、体にいいと考えられている。毎年3~5月にはアイナメ、イカ、ハマグリ、イサキ、ニシンなどが日本人の食卓に並ぶ。この時期、これらの魚は最も味が良く、卵が多い時期でもあるためだ。6~8月になると、アジ、アワビ、ウナギ、アユ、クロダイなどが主役となる。これらの魚は夏の時期、その身が最も肥える時期だからだ。秋はアナゴ、カレイ、ヒラメ、サンマ、マグロの天下となり、冬はタラ、サバ、マグロが一番おいしい時期となる。
魚を食べる上での専門家からのアドバイス
日本人が魚を食べる時には刺身や焼き物、揚げ物などの調理方法が用いられ、大変美味であるが、その弊害もあることを忘れてはならない。刺身には大量の寄生虫がおり、焼き魚には塩をふった上でさらに醤油をつけて食べるので、塩分の取り過ぎとなる。日本政府も日本食レストランに対し、生食の調理方法に関して厳格な規定を遵守することを要求している。特に小中学生の給食については、基本的に生食の供給は取り消されている。中国の老年医学学会栄養食品安全分会の副会長である周春凌氏は「日本人の魚の食べ方を学び、その優れた点を取り入れ、海の魚や様々な種類の魚を食べるべきだ。しかし、調理する場合は、高温による調理や事前に冷凍処理された魚を使用することで、寄生虫病などを避けることができる。焼き魚も薄い味付けでレモンや生姜などで味を調えるといいだろう」とアドバイスしている。(編集TG)
「人民網日本語版」2016年6月15日