趙錫成会長は、テープカット式典に先立ち声明を発表、「亡き妻は、一生涯をかけて、質の高い教育を推進することと中米文化交流を強化することに力を尽くした。彼女の足跡は、学問を何よりも重んじるハーバード大の教育方針に合致し、それを反映させたものだ」と語った。このような状況を踏まえ、趙会長は、「寄付という形で、愛妻であり無二の親友でもある朱木蘭を記念し、彼女の尽きることない熱い思いに対して経緯を表したい」と表明した。
趙氏一族は、米国で最も成功した中国系ファミリーの一つ。趙錫成会長は1958年に渡米、国際海運、金融、国際貿易などを取り扱うフォアモストグループをニューヨークに設立した。2004年5月、趙氏は、海運事業における卓越した貢献が認められ、国連「国際海運殿堂」入りを果たした。