成都大学体育学院の朱斌・副院長(右)から中敷きの入った贈答ケースを受け取る卒業生代表
成都商報の記者は、体育学院事務室で、まだ学生に渡す前の中敷きを見た。これらの多くは、シンプルなチェック柄やひし形のデザインだが、縫い目は非常に細かく、丁寧に縁どられていた。赤い薄いシルクの布で中敷き1組1組が纏められており、それぞれに整理番号がついていた。大まかに見たところ、中敷き1組を完成させるのに、なんと1千針のステッチが施されている!
卒業生の王楊さんは、「このプレゼントが登場するまでの卒業式の会場は、意気軒昂とした、偉大な志に包まれたムードだったが、このサプライズが舞台に姿を現すと、教員や学生は、思わずこらえ切れなくなり涙を流した」と話した。
また、卒業生の楊歓さんは、「43」の番号がついたブルーのチェック柄の中敷きを触りながら、「卒業式に、80歳のおばあさんが心を込めて作ってくれたこんな素敵なプレゼントを頂けるなんて、まったく予想していなかった。もったいなくて使えない。大切に取っておきます」と述べた。(写真提供:成都大学報道センター)(編集KM)
「人民網日本語版」2016年6月27日
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