2016年6月24日  
 

中日対訳健康知恵袋 企画集 北京のお気に入り

Apple新浪ツイッターFBLINE微信RSS
人民網日本語版>>政治

中国側は原子力供給国グループ会合の開催に建設的役割

人民網日本語版 2016年06月24日15:22

原子力供給国グループ(NSG)の会合が23日に韓国の首都ソウルで開催された。韓国外交部の崔鍾文副部長は、会合のスムースな開催に対して中国が果たした建設的役割を高く評価するとともに、「核不拡散条約」が原子力供給国の核拡散防止メカニズムに対して果たす重要な役割を高く評価した。人民日報が伝えた。

今回の会合で中国がインドのグループ入りを反対する、といううわさがあることについて、中国外交部(外務省)軍備管理局長の王群局長は、「グループの議事日程に『核不拡散条約』の非締結国の加入という議題はないので、反対とか賛成とかいったことは話題にならない。だが『核不拡散条約』の非締結国の加入問題にどのように対処するかという点を、中国は非常に重視する。さきに、中国はグループに『首脳の友』方式を推進し、こうした国々のグループ加入をめぐるあらゆる問題について非公式の話し合いを3回にわたって行った」と述べた。

王局長は、「新メンバーの受け入れについて、グループには明確な規定があり、5つの基準があり、技術、政治、法律の問題がカバーされている。最も重要なものは『核不拡散条約』で、申請国はこの条約の締結国でなければならない。これが最低ラインで、中国が定めたものではなく、国際社会で広く認められた基準だ。この条約は国際社会の核拡散防止システム全体の土台だ。この条約をめぐって次々例外を認めるなら、国際核拡散防止システムというビルはガラガラと音を立てて崩れ落ちることになる」と述べた。

また王局長は、「中国は『核不拡散条約』の非締結国の加入問題で2つの点に注目している。1つはグループのルール、もう1つは創造的な考え方で共通認識の形成に向けて努力することだ。今回の会合で、中国はグループが創造的なやり方によって同条約非締約国の加入問題を話し合うよう推進した。強調しておきたいのは、こうしたやり方はより正式なものであり、今回の会合の大きな進展でもあるということだ」と述べた。

インドのグループ加入は気候変動への対応で需要との見方について、中国は理解を示した。これと同時に、王局長は、「『核不拡散条約』は国際核拡散防止システムにおける唯一の法律文書であり、3つの柱がある。そのうちの1つは各国の原子力エネルギー発展の正当な権利を確保することで、同条約と気候変動分野の法律文書の目標とに矛盾がないようにし、相互に促進し合うことを目指す」と述べた。

王局長は、「インドが必要なら、中国はインドとこうした方面での協力を展開し、インドが原子力エネルギーのニーズの問題を解決するよう支援したいと考えている」と述べた。(編集KS)

「人民網日本語版」2016年6月24日

関連記事

コメント

最新コメント