若者がオンライン消費の主力軍となるなか、大学生によるネット通販も、電子商取引(EC)の発展においてその影響力がますます高まっている。阿里研究院と淘宝頭条はこのほど「重点大学ネット通販ランキング」を共同発表し、初めてEC業者の視点から全国の「211重点大学」約100校の分析と格付けを実施した。2015年の1人当たり年間ネット通販支出額のトップ3は、中央音楽学院、中国伝媒大学、浙江大学で、ネット通販指数が最高の学府となった。南方日報が伝えた。
今回発表されたランキングは、全国の「国家211プロジェクト大学」112校の評価により導き出された(他地域にキャンパスを置く3校は単独計算したため、計115校となっている)。データ参照期間は2015年通年で、アリババのネット通販サイトからデータが得られた。
データによると、全国重点大学の大学生の年平均ネット通販支出額は約1100元(1元は約15.7円)で、1人当たりの小包受け取り数は16.2個。全国の「211プロジェクト大学」と「985プロジェクト大学」の1人当たりネット通販支出額を比較すると、「211」が1500元で全国平均を36%を上回った。「985」は1650元で、「211」をさらに上回った。これは優秀大学の学生ほどネット通販に支出することを意味するのだろうか?しかし報告書は、そのようには結論づけていない。このような結果が導き出されたのは、重点大学の多くがECが発展している沿岸部の発展した都市にあるからだという。
学校のランキングを見ると、中央音楽学院は1人当たり2500元の年間ネット通販支出額により、すべての「211プロジェクト大学」のうち首位となった。2−10位はそれぞれ中国伝媒大学、浙江大学、復旦大学、清華大学、国防科学技術大学、中国人民大学、北京大学、対外経済貿易大学、南京大学の順。うち北京の6校がトップ10入りし、3校が長江デルタの大学となった。中西部からトップ10入りしたのは、湖南省の国防科学技術大学のみ。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年7月19日
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