葉光富氏は左から三番目
欧州宇宙機関(ESA)の主催する洞窟訓練を終えた中国の宇宙飛行士、葉光富氏がこのほど北京に戻った。中国の宇宙飛行士が国際洞窟訓練に参加するのは初めてで、中国第2陣となる男性宇宙飛行士の葉氏が公の場に姿を現したのもこれが初めてだ。人民網が伝えた。
今回の洞窟実験には宇宙飛行士6人が参加した。うち2人が米国人で、ロシア人、中国人、スペイン人、日本人が1人ずつ。15日間にわたる訓練期間中、宇宙飛行士たちはチームを組み、イタリア・サルデーニャ島の複雑な地下洞窟内を探検・調査・測量した。
ESAは2011年から今回まで、洞窟訓練を5回実施している。過酷な環境で勤務と生活することで、宇宙飛行士の行動力を磨き、評価することが狙いだという。中国宇宙飛行士センター副チーフデザイナーの黄偉芬氏は「複雑な洞窟訓練により、宇宙の任務に似た環境を提供する。宇宙ステーションでの任務遂行能力を高めることができる」と説明した。
葉氏は1980年9月生まれで、2010年に第2陣の宇宙飛行士に選ばれ、2014年に有人宇宙飛行資格を習得した。現在は3級宇宙飛行士で、初めて公の場に登場した中国第2陣の男性宇宙飛行士だ。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年7月21日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn