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リオ五輪をめぐる10大注目点 (2)

人民網日本語版 2016年08月06日13:41

5 新改革により五輪人気復活なるか?

国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は、就任以来、大改革の手を緩めていない。例えば、五輪の正式種目にゴルフと7人制ラグビーを含めることを決めた。それぞれ、112年ぶりと92年ぶりで、市場開発や若者に五輪に注目してもらうのが狙いだ。五輪に対する注目度が下がっていることには、IOCも早くから気付いていた。試合に対する期待を高め、試合の過程で感動を呼ぶ内容にするというのが改革の基調となっている。今回の五輪の射撃では、予選の点数が決勝に持ち越されなくなったほか、決勝はトーナメント方式が採用されている。ホッケーは、前半と後半ではなく、4クォーター制になり、攻撃とディフェンスの変化がさらに早くなる。近代五種競技(馬術、フェンシング、ピストル射撃、自由型水泳、クロスカントリー)は2日間に渡って開催されるようになり、選手や観客の移動が楽になった。これら改革により、五輪の視聴率が上がるかに注目が集まっている。

6 中国選手の「奇跡」の再現なるか?

五輪で最も注目される競技が陸上と水泳。中でも、陸上の男子100メートル走と水泳の男子100メートル自由形は「花形種目」だ。長年、同2種目において、中国の選手はいつも蚊帳の外だったものの、陸上の蘇炳添(スー・ビンチャン)選手と水泳の寧沢涛(ネイ・タクトウ)が歴史に新たなページを作っている。昨年北京で開催された世界陸上で、蘇選手は、黄色人種の選手としては初めて、男子100メートル決勝の舞台に立った。また、ロシア・カザンで開催された水泳の世界選手権・男子100メートル自由形決勝で、寧選手が、アジア人初の金メダルを獲得した。

ただ、五輪でのプレッシャーは他の試合とは比べものにならない。そのため、蘇選手には、再び9秒台をたたき出せるチャンスは、プレッシャーとの戦いともなる。寧選手にもリオでは強豪たちが待ち構えており、「カザンの奇跡」再現は決して容易でない。二人にとっては、決勝のレースに参加できるだけでも、「自己ベスト」で、「勝利」とも言えるだろう。

7 「最後の五輪」と宣言するレジェンドはどんな雄姿?

サンバの王国で開催される「カーニバル」において、おなじみの選手も続々と登場する。例えば、「世界最速男」であるジャマイカのボルト選手、五輪史上1大会最多の8つの金メダルを獲得した米マイケル・フェルプス選手(31)、米テニス界の女王・セリーナ・ウィリアムズ選手(34)、アルゼンチンのプロバスケットボール選手・マヌ・ジノビリ選手(39)などだ。これら選手は皆、「リオが自分にとって最後の五輪」としている。どんなパフォーマンスを見せることになっても、世界は彼らの雄姿に心からの敬意を示すだろう。

「五輪の常連」である中国の呉敏霞(ウー・ミンシア)選手(31)は、今回も3メートルシンクロナイズド板飛込みに出場する。 もし、金メダルを取れば、金メダル5個、メダル7個で中国代表団の「五輪の王」に輝く。林丹(リン・ダン)選手(33)は既に「中国の英雄」となっているが、中国バトミントン界が不安定である今、五輪出場を決めたのも一種の「男気」だ。

8 ブラジル、サッカーと女性バレーで金メダルなるか?

ブラジルで最も人気のスポーツと言えば、何といってもサッカー。2年前のワールドカップでは、開催国であったにもかかわらずブラジルはドイツに1∶7で惨敗した。今年のコパ・アメリカ・センテナリオで、ブラジルはここ100年で初めてグループステージ敗退に終わった。これらはサッカー王国・ブラジルにとっては耐えることのできない屈辱で、五輪で名誉挽回したいところだ。五輪で優勝するために、ブラジルはアルゼンチンやドイツなどの強豪の関門を突破しなければならない。ブラジルの女子バレー代表にも大きな期待がかかっている。2008年と12年の五輪で、ブラジルは2連覇を達成しており、今回は3連覇がかかっている。


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