高齢、少子化、失業、未婚。日本では急速に進む都市化の中、故郷を離れ、仕事も配偶者も子供もない孤独な人々がたくさん生まれた。彼らは生きている時はなかなか社会にとけ込めず、死ぬ時は誰にも知られずにひっそりと死んでいく。こうした状況は高齢者にだけ限ってことではなく、さまざまな年齢層に徐々に広がっている。相模原の事件の犯人はまだ26歳で、長らく社会から不公平に扱われていると不満を抱いており、ソーシャル・ネットワーキング・サービスで殺人予告をしたこともある。
分析によると、孤独な人々は自殺や殺人に踏み出しやすい傾向があり、長らく孤立していたり他人との交流が欠如していたりするため、社会に対する不満の感情をうまく解消できず、最終的に戻れない道を選ぶケースが少なくない。最近の2つの事件は日本社会に対する警鐘だ。日々もろくなる社会的なつながりをどのように強化するか、社会が関心と温かさを取り戻すにはどうしたらよいか。いずれも日本社会が直面する重要な問題だ。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年8月20日
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