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人情が薄い日本社会のイメージを打ち破る「シェアハウス」の流行 

人民網日本語版 2015年03月17日08:53

「日本社会は人情が薄く、近所づきあいがない」と言われる。しかし、日本では近年、見ず知らずの人が同じ屋根の下に共同で暮らす「シェアハウス」が流行っている。シェアハウスには、家賃が安く、他人と交流できるというメリットがある。取材を通し、こういったシェアハウスが若者だけでなく、高齢者にも人気であることが明らかになった。環球時報が伝えた。

東京都多摩市、多摩川の支流である大栗川沿いに、2階建ての住宅が建っている。ここには、30歳から70歳までの異なる年齢層の20数世帯が一緒に暮らしている。この住宅の特徴は、リビング、キッチン、庭が共用で、住人は2日に1回全員でご飯を食べ、当番制で食事を作っていることだ。

住人の1人である大阪から来た高齢者の女性は、10年前に夫に先立たれ、東京で勤務する息子と一緒に暮らすために東京に来た。しかし、息子の家が狭すぎたため、女性はシェアハウスの部屋を借りて暮らすことにしたが、すぐにここでの暮らしを好きになったという。シェアハウスに引っ越す前、食事は外で弁当を買って済ませていたが、今は自分の食事当番の日を心待ちにしている。以前は、高齢者は人に迷惑をかけるだけだと思っていたが、今は人のために何か役に立っていると思えるからだ。

シェアハウスでは月に1回住人による会議が行われ、各種イベントの開催について話し合う。たとえば、「みんなで一緒にヨガをしよう」「シェアハウスの近隣住民ともっと挨拶しよう」などの議題が含まれる。この女性は、現地の小学校のボランティア活動にも参加し、小学生に伝統文化を教えている。


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