第3に、国際開発事業に新たな1ページを開く。最大の開発途上国である中国は杭州サミットが「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の実行においてリーダーシップを発揮するよう後押しする。サミットは開発分野で2つの「初めて」を実現する。初めて開発問題を世界マクロ政策の枠組で際立った位置に据える。初めて持続可能な開発のための2030アジェンダの実行をめぐり行動計画をまとめる。杭州サミットは最も多くの開発途上国を招待しており、開発途上国の代表性が最も強いG20サミットとなる。中国は「G20が注目するのは自らの幸福だけでなく、全人類の共同発展だ。アフリカと後発開発途上国は歴史上最も多く不公平な扱いを受けてきた。直ちに工業化プロセスを加速し、自己発展能力を高めなければならない。杭州サミットはこうした国々の工業化加速を支援し、貧困削減と持続可能な開発という目標を実現するために歴史的貢献をする」とのメッセージを国際社会に発したいと考えている。
第4に、世界に中国を感じさせる新たなチャンスをもたらす。中国経済は新常態(ニューノーマル)に入り、過去と比べ多少減速したが、発展はより健全で持続可能なものとなっている。8月に米国のピュー・リサーチセンターが発表した世論調査では、現在中国経済の状況は良好だと考える中国人は87%で、回答した世界16カ国の民衆で最も多かった。これは中国政府の経済ガバナンス能力を中国民衆が十分に信頼していることを物語っている。杭州サミットで各国の来賓は間近に中国の発展の大きな余地と潜在力を感じ、中国国民の手厚いもてなしを感じ、中国文化の独特の魅力を感じる。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年8月23日
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