タクシー配車アプリを利用し運転した120日間に、200人以上の客を乗せた、四川省成都市の女性運転手・蒋梅霞さんが、乗客との会話の内容やエピソードを6-7万字で記録し、「右心·聆听」と題する本にまとめた。同書の終盤で、蒋さんは「他の人の生活の中で生活し、人々の喜怒哀楽を身を持って感じた。いろんな気持ちが折り重なって、自分ではない感じがする。これもいい経験で満足している」と書いている。成都商報が報じた。
この本には、いろんな業界、さまざまな年齢、階層の62人を乗せた時のエピソードが記されている。ほとんどが乗客の外見と乗車地点から始まり、いろんなユニークな描写でエピソードが語られている。
ある小学生の乗客は、蒋さんに、「勉強のストレスが大きい。放課後に塾に行き、塾が終わるとピアノを習いに行く」と話したという。別の時には、73歳の高齢の女性が乗車した。その際、高齢者としては珍しいことに、スマホを使ってタクシーを呼んだ。この女性はとても明るく、「糖尿病を20年以上患うということがなければ、もっと元気なはずだ」と話したという。
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