中国の世界への貢献はますます大きくなる

「人民日報」は4日、評論員による記事「世界経済ガバナンスにおける勇気をもって推進する」を発表した。それによると、習近平国家主席は主要20カ国・地域（G20）首脳会議（杭州サミット）で重要な役割を担うG20ビジネスサミット（B20）で基調演説を行い、中国の発展の過去と未来を世界に紹介し、グローバル経済のための処方箋を出し、発展途上の大国としての責任を明らかにし、グローバル経済成長への信頼感と勇気を奮い起こした。中国の発展はますます好調になり、世界への貢献はますます大きくなる見通しだという。記事の主な内容は次の通り。人民日報が伝えた。

グローバル経済が深いレベルで調整される重要な時期にあって、またグローバルガバナンスシステムが変革される歴史的なヤマ場にあって、第11回G20サミットが杭州市で開幕する。この会議が世界経済の脈をしっかりとらえ、適切な処方箋を出すことが期待される。また開催国・中国が中国のプランを提出し、中国の智慧を提供することが期待される。

今日、グローバル経済の複雑な情勢とリスクに直面し、人々は世界2位のエコノミーである中国にますます目を向けるようになっている。中国経済は持続的で安定した成長を実現できるだろうか。中国は改革開放を続けて、中所得国のわなに陥ることを回避できるだろうか。習近平主席の基調演説では、「5つの新たな起点」によってこの3つの問いに力強く答えている。今年上半期、中国の経済成長率は6.7％となり、多くの面ですばらしい回答を提出した。中国は今、揺るぎなく全面的に改革を深化させ、よりよい発展の見通しの新たな起点に立っている。揺るぎなく革新が駆動する発展戦略を実施し、より強力な成長の推進力を発揮する新たな起点に立っている。揺るぎなくグリーン発展を推進し、よりよい質的効果を追求する新たな起点に立っている。揺るぎなく公平・共有を推進し、より多くの国民の福祉を増進する新たな起点に立っている。揺るぎなく対外開放を拡大し、より幅広い互恵・ウィンウィンを実現する新たな起点に立っている。中国は経済の中高速成長を維持し、引き続き自国の発展を実現すると同時に世界により多くの発展チャンスをもたらすと確信しており、その能力もある。

グローバル経済の水を真に活性化するにはどうしらよいか。習主席は4つの建設目標をうち出した。革新型のグローバル経済を建設し、成長の源泉を発掘する。開放型のグローバル経済を建設し、発展の可能性を切り開く。連動型のグローバル経済を建設して、相互連動と協力のパワーを結集する。包容型のグローバル経済を建設して、ウィンウィンの基礎をつき固める、というものだ。この4つの建設は、杭州サミットのテーマ「革新的で、活力ある、連動した、包摂的な世界経済の構築」を掘り下げて解釈したものであると同時に、「G20は20カ国だけに属するのではなく、全世界に属する」という明確なメセッジを国際社会に発信したものでもある。