日本メディアの10日の報道によると、日本の著名な政治家である加藤紘一前日中友好協会会長が9日、肺炎のため東京都内の病院で死去した。77歳だった。参考消息網が伝えた。
加藤氏は1972年に衆議院議員に初当選。政界入り後、自民党幹事長、官房長官など要職を歴任し、一度は首相の座につく見込みもあった。2000年に自民党内の闘争で敗れ、政治生命に大きな痛手を負った。14回目の当選を目指した2012年の衆議院選挙で落選すると、政界引退を発表した。
加藤氏は長年、侵略の歴史を反省するよう日本に呼びかけ続けるとともに、侵略の歴史を否認、美化する日本国内の様々な言動を批判してきた。引退後、安倍政権の打ち出した新安保法による集団的自衛権の行使容認を公然と非難し、正義の声を挙げ続けた。
加藤氏は中日友好交流活動にも長年尽力した。日本の対中友好団体である日本中国友好協会会長を務め、繰り返し訪中した。1994年には中国人民抗日戦争記念館も訪問した。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年9月12日
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