15日中秋節(旧暦8月15日、今年は9月15日)の夜、中国初の本当の意味での正式な宇宙実験室である「天宮2号」が無事打ち上げを完了した。米国、英国、フランス、ドイツ、日本、ブラジルなどの多くの海外メディアがこのニュースを全面的に報道し、熱い討論を繰り広げた。多くの海外メディアは、「天宮2号」の打ち上げ成功により中国は宇宙ステーション構想実現のための大きな一歩を踏み出し、他国との宇宙科学分野における協力を強化していく流れになるだろうと見ている。北京日報が伝えた。
日本の「朝日新聞」は「天宮2号」の打ち上げは中国の宇宙研究開発を加速させ、中国が同分野のハイテク技術を磨き、「宇宙強国」の目標を実現する大きな一歩となったとしている。
英国の著名学術誌「ネイチャー(Nature)」では「中国『第2の宇宙実験室』、打ち上げ成功」と題した文章の中で、「天宮2号」の「天極」ガンマ線バースト偏光観測プロジェクトには中国、スイス、ポーランドの科学者が参加しており、欧州宇宙機関(ESA)の支持を得ているとしている。さらに、このプロジェクト以外でも、中国科学院は欧州宇宙機関とその他の宇宙科学協力プロジェクトの展開について議論を進めているという。
また、多くの海外メディアの報道によると、中国は2020年前後までの自国の宇宙ステーションの建設と運用を計画しており、2024年前後に国際宇宙ステーションが退役した後は宇宙ステーションを持つ唯一の国となる。これにより中国と世界各国の宇宙科学分野の協力を大きく促進させることになるとしている。(編集YK)
「人民網日本語版」2016年9月19日
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