雄大な万里の長城には、毎年、世界各地から数百万の観光客が訪れる。だが、長城にまつわる以下の「不思議」について知る人は少ない。参考消息がスペインのメディアの報道を引用して伝えた。
スペインの全国紙ABC(電子版)の報道によると、長城の建造作業は2千年あまりも続いたという。1987年にユネスコ世界文化遺産に登録され、2007年には新・世界七不思議(New Seven Wonders of the World)に選ばれた。
長城の三分の一はすでに消失している。建造時期が比較的現在に近く、絵葉書やポスターに最も良く使われている明代長城でも、完全な状態で保存されている壁はわずか8%だ。
長城はいくつかの段に分かれている。多くの人は長城と聞くと、有名な八達嶺長城を思い浮かべるが、これは明代長城の要害の地の一つに過ぎない。実際には、中国史上のさまざまな時代に長城が建造されたが、その中でも明代に築かれた長城は保存状態が比較的良好である一方、他の時代に建造された長城は一部が廃墟として残っているにすぎない。
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